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1世紀企業 大金畜産

2017.07.21(金)

「商売熱心」評判を呼ぶ
日々丁寧な仕事で地道に

食肉の卸、小売業の道内リーディングカンパニーとして知られる大金畜産。時代の変化に合わせて巧みにかじを取り、ことし9月に創業100周年を迎えます。

創業者の大金武氏は栃木県の農家の生まれ。暮らし向きは厳しく、札幌へ嫁いでいた親戚を頼って一家で札幌に移り住みます。嫁ぎ先は老舗の精肉店。武氏はその店で肉のさばき方を学び、1917(大正6)年に19歳で独立します。

店を出したのは、現・本社(北4西11)から道路を挟み北側にあった長屋の一角。周辺には現・北大の官舎など住宅が張り付いていましたが、肉を食べることが食文化として根付いておらず苦戦します。そこで、当時としては珍しく自分でチラシを書いて配るなど商才を発揮し、経営を徐々に軌道に乗せていきます。

商売熱心な若者として評判を呼び、それに伴って人脈が広がり、業態もそれまでの小売店から卸へと変化していきました。創業から数年で現在地に土地を買い、自前の店舗を構えます。

しかし、戦争の足音が近づくにつれ状況は一変。配給制が始まり、商売の中断を余儀なくされます。終戦後、2代目を継ぐことになる息子の知武氏が復員すると、50(昭和25)年に株式会社大金畜産を設立。第二の創業期を迎えます。

他の多くの企業と同様、朝鮮戦争がターニングポイントになりました。米軍の北海道地域における物資供給の納品指定業者に選ばれ、礎を築きます。

時代とともに取引相手も大きく変わります。スーパーマーケットの台頭で、主要な取引先だった小売店の淘汰が進み、小売店が卸していたホテルやレストランと直接取り引きを始めます。昭和50年代からは、好景気を背景に需要が高まったことや百貨店からの要望もあり、同社の代名詞ともなっている高級和牛の販売を開始します。

一方、平成に入ると牛肉の輸入自由化、BSE問題と業界は逆風にさらされます。2000(平成12)年から3代目社長のバトンを引き継いでいる弘武氏は、積極的な店舗展開などで立ち向かっているほか、16年に北大の研究者や有名ホテルの料理長、水産、青果卸などと北海道食文化研究会を発足。業界の垣根を越え、本道の食の付加価値向上にも目を向けています。

得意先が1000件を超える企業に成長しましたが、弘武氏は「これからも日々の仕事を丁寧に、地道に積み重ねていきたい」と話しています。

(中小企業家しんぶん 2017年7月15日号 シリーズ「1世紀企業」より転載)

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