札幌支部経営指針委員会 メールマガジン vol.1
2022.01.21(金)

北海道中小企業家同友会札幌支部
経営指針委員会メールマガジン 「月刊 経営指針」 Vol.1
発行人:経営指針委員会 副委員長 三原広聡
このメールマガジンは、札幌支部会員の皆様に月に一度、同友会活動の根幹となる経営指針成文化運動に関するさまざまな情報をお送りするメールマガジンです。
さて、第1回のテーマは…
「第18期経営指針研究会 始動!」
経営指針委員会のメインミッション、それが経営指針研究会の運営です。
経営指針研究会とは、会員の皆さんが同友会独自のカリキュラムで自社の経営指針を作成することを目的とした勉強会で、研究生相互の学び合いで運営されています。札幌支部では1年をかけて経営理念、10年ビジョン、経営方針、単年度経営計画までを修了するプログラムを運営しています。
去る4月10日(土)に、同友会ホールにて総勢16名の研究生が4つのグループに分かれ、「第18期経営指針研究会」をスタートいたしました。第18期研究会では各グループに2~3名の経営指針委員(研究会修了者)がサポーターとしてメンバーの経営指針の成文化を支援しています。
この第一講は例年ですと朝9時から夕方6時まで、丸一日をかけて開催していますが、
今年は新感染症対策としてプログラムを13時から18時半までの5時間半に凝縮。これ
から経営指針を作成するにあたり必要となる考え方や知識を学びました。時間短縮で、研究生の皆さんに内容が十分に伝わらないのではないかとの恐れも杞憂に終わり、ふたを開けてみれば各グループとも活発な議論と学びで、あっという間の半日でした。研究生の皆さんの笑顔が、その充実さを物語っていました。経営指針委員やサポーターにとって、毎年この笑顔が見られるまで、本当にドキドキなのです。
よく「難しい」や「堅苦しい」といわれる経営指針ですが、そこは同友会のプログラム。グループ討論を中心に、活発かつ和やかな意見交換でプログラムは進んでいきます。創業経営者はもちろん、事業承継を経た経営者、これから事業承継を目指す幹
部と立場は様々ですが、求めるものは「良い経営」であり、「良い経営者になる」事です。では、「良い経営」とか「良い経営者」っていったい何なのでしょう?どこかに基準はあるのでしょうか?
1年間にわたる研究会の前半、中間発表会までの約半年間はグループの仲間と共に「良い経営とは何なのか」「自分は何のために経営しているのか」といった本質的な問いかけを通して、自社の経営を見直す期間です。お互いを信頼していないとなかなか話が進まないのですが、開始から3か月が過ぎどのグループでもサポーターの助けを借りながら、研修生同士のコミュニケーションが活発に行われているようです。研修生の皆さんのこれからの成長がとても楽しみです。第18期経営指針研究会の様子については、8月28日に開催する中間報告会の終了後にあらためてレポートしたいと思います。
次回は同友会にとって「経営指針」とは何なのか?
同友会の経営指針成文化運動の成り立ちと立ち位置についてご報告します。