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2022年10-12月期(第Ⅳ期)札幌支部景況調査レポート

2023.02.28(火)

「コストアップが経営を圧迫し、次期見通しも厳しい状況」
~規模が小さいほど、資金繰りが厳しい状況が続く~

1)業況判断(前年同期比):1.6Ptのやや悪化、短観は改善、中同協DORはやや改善。
→次期見通しは、いずれの調査でも悪化見通し。(前回調査結果と同様)
・仕入単価の大幅上昇が経営を圧迫している状況(前回と同様)
・インバウンド観光客が戻りつつあるものの、ウクライナ情勢、原材料費の急騰、円安の進行など、先行きを楽観視できる要素はない。「半導          体及び電子部品全般の入手困難による製品製造における長納期化、及び仕入れ価格の上昇による製造コスト上昇が経営上の問題になっていま          す。」(製造業)、「仕入れ価格の転嫁による販売価格の上昇のため、顧客の資金が詰まる懸念が増大」(流通商業)

2)資金繰りにおいて、5人未満、5-10人未満に加えて、10-20人未満規模層でも窮屈さが高まる
相対的に規模が小さいほど、資金繰りが厳しい状況が続いている。これをどう見るか。

3)人手の不足感がコロナ前水準に戻る。(前回に引き続き)
・案件需要に伴う人材不足(建設業)
・新卒社員の定着率が悪い(製造業)
・人材不足 同友会内で人材をトレードしたり紹介できたり外注先を紹介してもらうような手軽なサービスがあれば利用したい。
【人手不足に関する問題を、同友会としてどう向き合うか?(前回に引き続き)】

 

※詳細は以下のレポートをご参照下さい。

2022.10-12札幌支部景況調査レポート

 

2023年2月28日
一般社団法人北海道中小企業家同友会 札幌支部 政策委員会
分析担当:北海学園大学 経済学部 地域経済学科 准教授 大貝 健二  氏

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