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「経営指針」(1)なぜ経営指針なのか

2019.02.13(水)

同友会には「経営指針」という言葉・考え方があります。

経営者としての成長を目指し、強い企業づくりを目指す同友会では、経営指針の成文化を強く呼びかけています。

このコラムでは、同友会が推進する「経営指針」とは何なのか?具体的にどのような活動をしているのか?にスポットをあててご紹介します!

 

なぜ経営指針なのか


「経営指針」とは、経営理念、ビジョン、経営方針、経営計画をまとめたものです。

その成文化・実践に取り組むことによって、「良い会社」を目指そうという運動を同友会では進めています。

実際に、同友会の統計調査によって、経営理念の公開や経営計画の公開を行っている会社の業績が、そうでない会社の業績より良いことが、統計処理からも明らかになっています。

ではなぜ、経営指針が業績に有効なのか?

実は、その理由はまだよくわかっていないというのが実情です。

同友会札幌支部経営指針委員会では、1年かけて経営指針を成文化し、その実践を目指す「経営指針研究会」と、『企業変革支援プログラム』をテキストに1年から2年半かけて、より深い実践をはかる「経営指針実践ゼミ」の2つの勉強会を運営しています。

「経営指針研究会」では、まず経営理念・ビジョンを考え、それを中間発表会で発表してもらいます。

グループでメンバーの経営指針を真剣に議論する「経営指針研究会」

そして、その後、経営方針、経営計画までを成文化し、研究会最後の総括報告会で、改めて経営理念とビジョンを発表します。

1年間かけて作成した経営指針を発表する総括報告会

面白いことに、中間発表の時の経営理念・ビジョンと最終発表会の時の経営理念・ビジョンは変化していることが多いのです。

どのような理由でどのような変化があったのか?

たぶん、これが経営指針が業績に有効な理由なのだと思います。

そして、少なくとも確実に一ついえることは、その変化の理由に、経営者の成長があげられることです。

 

どうですか?

経営指針に興味がわいてきませんか?

 

<つづく>

執筆:札幌支部経営指針委員会 副委員長 小椋俊秀


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